monaka ゆうゆう自適

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女子医大生の雑記ブログです。

初めての女性一人旅 ~なにがなんでも生きてやる~

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ご閲覧頂きありがとうございます。

 

今回は、東南アジアの一人旅で実際に経験したトラブルや危険をまとめました。

 

 

 

 

タクシーの運転手に友人などいない

 

ベトナムカンボジアには、

日本で言う普通の乗用車のタクシーや、バイクタクシー、バイクの後ろに客席が付いているトゥクトゥク等の移動手段があります。

 

これらのタクシーではトラブルが付き物と言われていて心して乗ろうと思っていました。

 

実際に乗ると、ネットや地球の歩き方で予習していた通りのことが実際に起こりました。

 

 

まず、タクシー全般のトラブルとして、

お金を払う時に「おつりがない」と言われて、おつりを返してもらえずぼったくられることがあります。

これは常習です(笑) もうかわいいもんです。

このトラブルを避けるために少額の紙幣ばかり入れていました。

対応策はそれにつきます。

 

 

乗用車のタクシーでは、メーターを0から始めようとしないドライバーが多い。

外国人だから気付かないだろうと思うのか、メーターを前のお客さんが降りた時のまま走り始めることがあります。

乗ってすぐに「メーター!」とメーターを指差して0にさせると良いです。

 

 

バイクタクシー、いわゆるバイタクとトゥクトゥクは、まず客引きが街中の至るところにいます。

ドライバーは男性ばかりで、目が合わなくても勝手に「モラライ」や「トゥクトゥクトゥクトゥク?」と声をかけてきます。モラライはどうやらモーターバイクと言っているようです。

「ジャパニーズ?」と言われることも多いですが、彼らは日本人をカモとしか思っていないので気を付けましょう。

 

これらのドライバーは、まず国籍を聞き、滞在予定を聞き、次の仕事を取ろうとしてきます。

ここでたまに出てくる道具は、俗に言う「デスノート」です(笑)

このデスノートには、あらゆる国籍の人のドライバーへの感謝の気持ちがひたすらに綴ってあります。

そして「友人」と一緒に撮った写真を見せてきます。

彼らはよく客のことを「友人」「マイフレンド」と言いますが、それには違和感しか感じませんでしたね。

 

もちろん良い人もいると思うので、タクシーを捕まえるのが面倒な人は頼んでも良いかもしれませんが、

私はぼったくられるのが嫌だったし、「何時にここに戻ってくるね」とかを決めて行動するのがストレスだと思ったので、その都度違うドライバーに頼みました。

 

乗り方としては、まずドライバーに行き先を伝えて、先に値段交渉します。もちろん相手は相場より高めに言ってくるので、値切ります。

でも今思えば、日本円にして200円とか、酷いときは30円とかのために値切り交渉をしている時があって、労力の割に見会わないかなと思います(笑)

東南アジアにいると、ケチになってしまうと知人のバックパッカーも言っていました…

ぼったくられても数百円と割り切れればストレスフリーだと思います!

 

しかし、先に値段を決めたのにも関わらず、「遠いよ」と言って値上げしてくる場合がありますが、私は約束は約束だと最初の金額しか渡しませんでした。

でもドライバーはお茶目に言ってくる場合も多いので、楽しかったり優しかったりしたらチップとして多めにあげれば良いと思います。

 

ベトナムでは例えば、30,000ドンのことを30kと表し、「thirty」などと言って値段交渉をしていきます。

ハノイでそう言われたので30kドンだと思い、目的地で降りてお金を渡そうとベトナムドンを渡そうとしたら、

「違うよ、30ドルだよ」と言われました。

…いやいや、20倍近く値段違うし、これは上手い具合に騙されたなと思いました。

「ドンだと思ってたからそんな大金払えない」と言って、色々と交渉し、最終的に25ドルで色々な所に連れていってもらうことになりました。

まあそれでも高かったです…

 

また、バイタクに初めて乗ったときに乗り方が分からないで戸惑っていたら、「こうだよ」と言わんばかりに私の腕をドライバーに抱きつく様にさせられました。

その後も乗っている間に太ももをタッチされたりして不愉快でした。

次のドライバーの時に、また抱きつくようにしたら、今度は「やめてくれ」と恥ずかしそうに言われ、一人目のドライバーがおかしかったことに気付きました(笑)

バイタクに乗るときは後ろの持ち手を掴んで乗るようにしましょう。

 

基本的にバイタクやトゥクトゥクのドライバーは、気さくで楽しい人が多いです。

たまにとても好意を寄せられて「マイプリンセス」とか呼んでくる人もいます(笑)

しかしお金にはシビアだし、できるだけお金をもぎ取ろうとしてくるので、仲良くなりすぎるのは私には危険だと感じました。

 

 

 

野性動物には命を狙われる

 

カンボジアアンコールワットには猿がたくさんいます

私のようにマンゴーなどの食べ物を持って歩いていると確実に狙われます。

 

「猿がいきなり目の前に現れた」

たたかう にげる

 

私は闘いました(笑)

取られそうになったマンゴーを奪い返し、猿を睨んでいると近くにいたアメリカ人に爆笑されました。

きっと「イエローモンキーがモンキーと闘ってるぞ」とでも思っていたのでしょう(笑)

 

何も怪我はありませんでしたが、けっこう危険です。皆さんには大人しく逃げることをおすすめします。

また、猿から被害を受けたとなると、ワット内の猿が処分されることもあると思うので、むやみに近づいたりしないようにしましょう。

 

 

野性動物で一番怖かったのは野犬です。

ベトナムの田舎ドンホイで夜にホテルに向かう際、タクシーでトラブルがあったのでホテルの手前で降りました。

ホテルまでの距離があと数10メートルというところで、

 

「野犬が目の前に現れた」

たたかう にげる

 

さすがに闘う選択肢はありませんでしたが、下手に逃げて背中を見せるわけにはいかないという本能が働き、じっと立ち止まり睨んでいました。

すると現地の方が叫んで追い払ってくれ、また事なきを得ました。

 

野犬に囲まれることは海外の旅ではよくあるみたいですが、本当に命の危険を感じます(笑)

狂犬病云々の危険だけでなく、瞬時に「あ、捕食される」と感じてしまうのです(笑)

 

 

 

まとめ

 

以上の様なトラブルの他にも小さなトラブルはたくさんありました。

しかし、事件性の高いトラブルは特になかったので、予習して、常に気を張って注意していれば無事に旅ができるといえます。

 

今後暇があれば、ベトナムカンボジア旅行記を書こうと思います。

ひとまず、一人旅の話はこれで一区切りにしようと思います。

ご閲覧頂きありがとうございました!

 

初めての女性一人旅 ~これだけ気を付けた!~

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ご閲覧頂きありがとうございます。

知らぬ間にスターが付いていてびっくりしました!笑

とても嬉しいです。ありがとうございます。

 

 

さて、前回は一人旅のintroductionでしたが、

今回は女性一人旅での注意点するべきことなどをまとめました。

 

 

 

 

 

日本を出る前に徹底調査!

 

まずはとても基本的なことですが、国内でも、どこに行くにもその土地の事について調べますよね。

海外に行くとなったら尚更、徹底的に事前調査が必要になってきます。

 

でも海外一人旅が初めてな私にとっては、何を調べたら良いか分からないし、

ネットが普及しているこのご時世に生きておきながら、ネット検索をするのが億劫でした。(不要な情報や誤っている情報まで溢れすぎているので消耗してしまいます。)

 

ということで、言わずと知れたバックパッカーの「バイブル

地球の歩き方


D21 地球の歩き方 ベトナム 2017〜2018 [ 地球の歩き方編集室 ]

 

買っちゃいました!

気合い入れて定価新品で購入しました…!

 

その国のマイナーな地域の事も網羅されており、

各地域の特徴が掴めて、計画を立てるのに非常に役立ちました。

 

初めて行く国のことを片っ端から調べるとなると膨大な時間がかかるので、

ネット検索をするのは、無料ですが、時間的コストとしては高くついてると思います。

ですので、お金を出してまとまった情報を買うという選択肢はありだと思います。

 

地球の歩き方」で概要を掴み、ルートを大まかに決め、

最近のおすすめスポットを暇なときに検索しておく。

大体こんな感じで予習していました。

 

地球の歩き方」には、重要事項は大抵載っています。

通貨や時差、気温、治安、交通情報、歴史…

 

特にネットが繋がらないときに重宝しました。ありがとう。

 

 

 

不安解消法はネット検索

 

地球の歩き方」で概要を掴んだ後、

初日の行動から脳内シミュレーションしていきました。

 

起きて、空港に行き、チェックインし、出国審査をし、乗り継ぎし…

ここで、人生で一度も乗り継ぎをしたことがないことに気づき、

急いでネットで「海外 乗り継ぎ」で検索。

 

本当に今の時代はすごいですね。すぐ出てきます。

乗り継ぎは、乗り継ぎカウンターで航空券を見せればなんとかなりそうでした。

一安心です。

 

その後は、

両替はどこでするのがいいのか、タクシーはどう乗るのかなど

ホテルに着くまでを想像して、検索していきました。

こんな時にバックパッカーさん達のブログがとても参考になります。

何度助けて頂いたか…ありがとうございます。しみじみ。

 

初めてのことをする時は脳内シミュレーションはとても有用だと思います!

ぜひお試しください。

 

 

そしてそして、

私が一番不安だったこと!

 

それは 治安 です。

 

今まで東南アジアに行ったことが無かったし、日本に比べたら治安は悪いはず…

正直、半分本気で死を覚悟して行きました。

遺書を机の中に入れて出ていこうと思っていたほどです(笑)

そんなに心配なら一人で行くなと色々な人に言われましたが…

 

女性の先輩バックパッカーさんも男友達の旅人も、治安はちゃんと調べなさいと言います。

 

いや、でも、「ベトナム 治安」で調べてもざっくりとしか出てこない…

 

ひとまずはそれで治安について概要を掴み、後は一つずつ検索していきました。

例えば、「ベトナム 日本人 事件」とか「東南アジア 日本人 殺人」とかです。

パターンは無限に考えられますが、まずは、次に性犯罪スリぼったくりという感じで調べていきました。

 

調べる前は漠然と危険だろうなーと思っていましたが、

調べると、こういう危険な状況の時はこうするとか

危険を回避する方法などを自分の中で整理でき、未知なことに対する漠然とした不安が消えていきました

 

 

 

具体的な防犯対策は…

 

さて、上記までは主に事前調査について述べましたが、

以下では、実際に行った防犯対策をご紹介します。

 

 

まずは、バックパックに南京錠をつける!

 

これ、意味あるの?と思われるかもかもしれませんが、

ゲストハウスでロッカーが無い場合や少しトイレに行く時にどうしてもバックパックから目を離してしまう時があります。

そんな時に南京錠をかけておくと安心します。

 

ドミトリー内など、犯人が特定されやすいところでは

荷物そのものが盗まれるというよりは、財布の中の紙幣が数枚抜かれているという手口が多いみたいです。

 

南京錠は一応付けておきましょう。

ちなみに私は、南京錠をつけるだけで予防になると考えたのと南京錠を破壊しようとする人はそうそういないだろうと踏んで、

百均で買いました(笑)

 

 

次は、サブバックは前に抱えて持ち歩く! です。

 

これも基本ですよね。

でも現地で道行く外国人を観察していたら、口が開きっぱなしのカバンを肩にかけていたり、無防備な人多かったです。

これはスリをしたくもなるかもなと納得しました(笑)

 

しかし、一番最強なのは何も持たないことですね。

最低限のお金をポケットに入れておく。欧米人男性に多かったスタイルです。

 

でも女性が外出するのに手ぶらは厳しいですよね…

やはり、サブバックはショルダーバックなどを選んで、前に抱え込む。

これがおすすめです!

 

 

後は、日本人と名乗らないこと!

 

日本人というだけで、お金があると思われてカモられます。

 

タクシーのおじさん達は必ずと言っていいほど出身国を聞いてきます。

最初はコミュニケーションのためかなと思っていましたが(あほですよね)、

ぼったくれるかどうかの判断材料の一つだということに途中で気づきました。

 

結構、中国人韓国人に間違えられたので、この二つの国のどちらかで突き通すことにすると良いと思います。

まあ鋭い人には嘘をついても日本人とお見通しされますが…

 

 

 

まとめ

 

 

 そんなのあたりまえだよ、と思われたかもしれませんが、もし役に立ったことが少しでもあったら幸いです。

 

ベトナムカンボジアに 2週間ほど行ったのですが、その時に実際にあったトラブルまで今回は書くことができなかったので、次回書こうと思います。

 

ご閲覧頂きありがとうございました。

 

初めての女性一人旅 ~バックパッカーへの第一歩~

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ご閲覧頂きありがとうございます。

 

今春に一人でバックパッカーとして、ベトナムカンボジアに行きました。

今回はその概要を、次回は女性一人旅での注意点や実際のトラブルを記事にしようと思います。

 

 

 

なぜ一人旅に挑戦したのか

 

女性の海外一人旅と言えば、誰しもが

女性一人は危険だ」 「誰か友達と行った方が良い

と言いますね。

 

私も正直そう思っていて、今までずっと海外一人旅をしたことはありませんでした。

治安が良いと言われている日本でさえ、夜道の一人歩きは危険という認知がされているのに、治安も良くなく、言葉も通じない、そんな海外で、一人でいるなんて言語道断ですよね。

 

でも、私はずっと昔から一人で海外にバックパッカーとして旅に出たいと思っていました。単純に、バックパッカーに憧れていたのです!

その長年の夢を、「女性だから」危険という理由で諦めているということがとても悔しく感じられ、この度、一人旅に挑戦してみることにしました。

 

 

 

旅の準備は何をしたのか

 

初めての海外一人旅…

正直なところ不安しかありませんでした

私は今まで海外の航空券を自分で取った経験もなく、乗り継ぎだってしたことありません。

 

本当に一人で東南アジアに旅に行って大丈夫なのか!

事件に巻き込まれて死んでしまってニュースになるのではないか!

色々考えました(笑)

 

被害の妄想は膨らんでいくばかりで、これでは仕方ないと思い、

事細かに自分の不安点をネットで調査していきました。

 

航空券の取り方や、その国の治安、実際にどんな事件が起きていたのか、など。

あとは旅好きの男友達や、旅ブログを参考にたくさんたくさん調べました。

 

調べることで、だんだん不安もなくなり、意外といけるのではないだろうかと

心に余裕ができてきました。

 

旅の準備は情報収集に尽きると思います!

 

 

 

一人旅の実際は

 

たくさん下調べをし、あとは向こうでネットを使えればなんとかなるだろうという状態にまで持っていき、日本を陽気に出国しました。

 

少しトラブルはありましたが、香港での乗り継ぎも上手くいき、無事にベトナムに着きました!

 

…が、空港でSIMカードを購入するも、どうやら周波数が合わないらしく。

常時ネットを使えないという想定外の状況になってしまいました。

 

ホテルは初日しか予約していなく、2日目以降は順次前日に予約していこうと思っていました。

当日に宿探しをするのがバックパッカーらしいかもしれませんが、重い荷物を背負って夜中に右往左往する元気も勇気もないと判断し、前日予約と決めていました。

 

ですが、SIMカードは使えないし、モバイルWi-Fiもない。

ホテルやカフェのフリーWi-Fiでなんとかするしかなくなり、

旅の難易度が急にアップしてしまいました(笑)

 

そんなこんなで、フリーWi-Fiだけで15日間生きていくことになったのですが、

ベトナムのお店は地方でなければけっこうWi-Fiが飛んでいるので、

なんとか大丈夫でした。

 

 

旅の詳細は後々時間をかけて記事にしますが、

命に関わる危険も特になく、無事に15日間一人旅できました!

 

 

 

世界は広がったのか

 

よく旅好きの方々が仰ってる「旅すると世界広がるよ!」という言葉、あなたも一度は聞いたことがあると思います。

 

私は一人旅の経験によって世界は広がったのか。

 

世界が広がったかはよく分かりませんが、日本にいるだけでは知ることのなかった

発展途上国の人々の実際の生活、インフラの状態、戦争の歴史など

たくさんのことを知ることができました。

 

あとベトナムでは若者が経営者として活躍していることが多いと強く感じました。

 

実際に行ってみないと分からない、貴重な経験ができたと思います。

 

 

 

まとめ

 

今回は、一人旅のintroductionといった感じで、本当に概要になってしまいました。

旅の体験談はブログに書こうと決めていたので、事細かに記録してあります。

後々少しずつ書いていこうと思っています!

 

 ご閲覧頂きありがとうございました。

 

 

 

多嚢胞性卵巣症候群 実体験記録

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ご閲覧頂きありがとうございます。

 

今回は、前回と引き続き、

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)についてです。

 

前回は概要をまとめましたが、

この記事では私の実体験をメインにしています。

 

それでは宜しくお願い致します!

 

 

 

 

 

 多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)と診断されるまで

 

 私は4,5年程前から、稀発月経不正出血が続いていました。

 

その時期のライフイベントで、ストレスの大きいものは、1年間浪人という大学受験でした。

 

浪人をする前までは、今思い返すと稀発月経の時もありましたが、気にするほど長期間月経が来ないということはありませんでした。

 

浪人のストレスに晒されていた時期、人生で初めて婦人科に行くことに。

 

男性の医師に診てもらうのは正直抵抗があったので、女医さんが経営するクリニックへ。

 

初診時には、不正出血を主訴として行ったので、感染症や子宮頚部癌の検査を受けました。

後日、当然ながら全て陰性となり、

経過観察ということになりました。

 

その約1年後、やはり稀発月経と不正出血が続くので再度病院に行きました。

 

エコーで卵巣内を見てみると、

ネックレスサインという

多数の未熟卵胞の連なりがはっきりと確認され、

さらに血液検査では

LH>>FSH 

(FSHも異常高値でしたが、LHはそれを上回りました)

という結果が得られ、

多嚢胞性卵巣症候群と診断されました。

 

初めて聞く病名…

何がなんだか分からず泣きたくなりました。

 

すぐにネットで検索し、

自然妊娠もあり得るという事実を知り、少し安心したのを覚えています。

 

婦人科に行くのは、

最初は少し抵抗と緊張などがありましたが、

当時の自分では辿り着く事が出来なかった

病気を見つけてもらえたので、

すごく感謝しています。

 

 

 

治療経過

 

私は未婚で、すぐに妊娠を希望しているわけではないので、妊活をしている方々に体験談をお伝えすることはできません。

それが心苦しいのですが、今回は月経周期の正常化を目的とした治療過程を記述します。

 

私が主に用いている治療法はカウフマン療法です。

ホルモン補充療法のうち

ホルムストロム療法は第一度無月経に、

カウフマン療法は第二度無月経に用いられます。

 

第一度・第二度無月経とはなんでしょうか。

第一度無月経は、ゲスターゲン(黄体ホルモン)の投与で消退出血が生じるものを、

第二度無月経は、ゲスターゲンのみでは消退出血が生じず、

エストロゲン(卵胞ホルモン)とゲスターゲン両方の投与で消退出血が生じるものを指します。

第一度無月経ではエストロゲンは分泌されているので、第二度無月経の方がより重症であるといえます。

 

血液検査の結果からの判断なのか、私は最初から第二度無月経のためのカウフマン療法を用いて、治療をしてきました。

 

ホルモン補充療法を3か月続け、俗に言うリバウンド現象(後述)が起こり、月経は正常化しました。

これで終わりなら良かったのですが、やはりそうはいかず、数か月後にはまた無月経に。

 

次は病院を変え、カウフマン療法の後に漢方薬を試しました。

ホルモン補充療法のデメリット(後述)は病院では教えてくれませんでしたが、

飲み続けるのは抵抗があったのと、

漢方の授業を受けていたので自分を被験者にしようと思ったため、

漢方薬にトライしました。

 

処方してもらった漢方薬柴苓湯というもので、

柴苓湯は、産婦人科領域では不育症や妊娠に関わることに広く使われていて、

PCOSの有無に関わらず、月経異常排卵障害に効果があるとされています。

 

数か月試そうと意気込んでいたのですが、

長期旅行で規則正しく飲むことが困難だったことやストレス暴露により、

再度ホルモンで正常化した月経が来なくなってしまったので、

またホルモン補充療法となりました。

 

現在カウフマン療法の最中です。

 

 

 

リバウンド現象

 

ホルモンを外部から補充することで、

その間視床下部ネガティブフィードバックがかかります。

つまり、ホルモンが十分出てるので、視床下部はホルモン分泌の指示を出すのをお休みするのです。

 

そしてホルモン補充をやめると、ネガティブフィードバックが解除され、

反動的にホルモン分泌機構が正常化します。

 

この考え方がリバウンド現象というものですが、残念ながらエビデンスが無いようです。

 

カウフマン療法を行っている間に、体型・体質が改善したり、ストレスが減ったり、

そういったことが影響していると考える方が理にかなっていると言われています。

 

 

 

ホルモン補充療法のデメリット

 

ホルモン剤を頻繁に使用している身としては、正直目を向けたくない話題ではありますね。

 

有名なものとしては、

女性ホルモンを5年以上投与した場合に乳癌のリスクが上昇するというものでしょうか。

 

乳癌はエストロゲン依存性(エストロゲンが多いほど発癌しやすい)なので、

エストロゲンを補充されている場合は、リスクが上昇する可能性は高いとは思います。

 

しかし最近では、それを否定している論文もあり、賛否両論のようです。

元々相対的に少ないものを補い、正常な状態にしている と考えれば、

相対リスクは上昇しないともいえるかもしれません。

いずれにしても乳癌は明確なリスクではないようです。

 

その他、子宮内膜癌や卵巣癌、動脈硬化などがあげられます。

 

 

上記以外にもデメリット、副作用があります。

しかし、癌は死ぬまでに2人に1人が罹ると言われていますし、

血管障害も老化と共にリスクは上昇していきます。

 

従って、デメリットばかりに目を向けない方が良いかもしれません。

身体の異変を察知できるように、リスクがあるということだけは知っておきましょう。

 

 

 

まとめ

 

あまり参考にはならなかったかもしれませんが、実体験述べさせて頂きました。

私自身、ホルモン剤を用いることに不安でしたが、

人間はただ生きているだけで、常に発癌や感染症脳卒中など様々なリスクを

背負っているので、デメリットはあまり気にし過ぎないことにしています。

 

妊活を始めたら、また違った視点で書けると思いますが、

今のところその予定はありません(笑)

 

医師に説明を受けたけどよく分からなかった医学用語などありましたら

お気軽にコメントしてください。

 

宜しくお願い致します。

ご閲覧ありがとうございました!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)とは

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ご閲覧頂きありがとうございます。

今回の記事は、私の持病について述べます。
趣味についてだけ読みたい方は、
この記事はどうぞ飛ばしてください。


多嚢胞性卵巣症候群とは

 
まず、多嚢胞性卵巣症候群についてご説明致します。

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)とは、
卵巣内に未熟な卵胞が多数存在してしまい、卵巣が腫大してしまう病気です。

卵胞が十分に発育しないので、排卵が上手くできず、排卵障害をきたします。
これにより不妊に繋がってしまうことが多いです。

また、男性ホルモンであるアンドロゲンが過剰に産生されることが多く、
月経が来なかったり、たまに来る などの月経異常をきたします。

その他、
多毛にきびが多くなるなどの症状がみられます。



では、多嚢胞性卵巣症候群は珍しいのでしょうか。

生殖可能年齢にある女性のうち、5%~10%の方が多嚢胞性卵巣症候群であると言われています。

また、多嚢胞性卵巣症候群であり、月経不順であったとしても、
それに気づかずに運良く自然と妊娠する方もいると思われます。

産婦人科の授業でもしっかりと取り上げられていたので、
珍しい病気ではないといえると思います。



しかし、原因については未だにはっきりと分かっていません。
今まで3名の医師に質問をしてきましたが、全員「原因不明です」との回答でした。

肥満やインスリン抵抗性など、諸説あります。



予防法ってあるの?


肥満体型である場合は、肥満を解消すれば、予防にも治療にもなると言われています。

しかし、日本国内では痩せ型の女性にも数多くみられるので、
肥満解消は予防法とはいえないことが多いです。


ホルモンの分泌異常がどの段階で生じているかによっても変わるとは思いますが、
できる限り、規則正しく健康的な生活習慣を心がけることが予防に繋がると期待されます。



なってしまったらどうするか

 妊娠を希望する場合

妊娠を希望している場合、まずは肥満であればそれを改善させます。

その後、まずはクロミフェンという排卵誘発剤を用います。
それでも排卵も妊娠も期待できない場合、ゴナドトロピン療法を行います。

その他、手術や、生殖補助医療(ART)により、妊娠へと注力することになります。


 すぐには妊娠を希望していない場合

まだ子供が欲しいとは思っていない方の場合も、まずは肥満の改善。
もうこれは外せませんね…

その後、ホルモン補充療法である、ホルムストロム療法やカウフマン療法を行います。
また、低用量ピルを用いる場合もあります。

基本的には、ホルモンを薬で補充することで排卵・月経の正常化を目指します。


病院によっては漢方薬を処方してくれるところもあり、
ホルモン剤を飲むのに抵抗があるという方には最適かもしれません。
ただし、効果がすぐには表れないというデメリットはあります。



まとめ


以上、今回は多嚢胞性卵巣症候群についてまとめさせて頂きました。

私の実際の治療経過については後日記事にしたいと思います。

月経不純でお悩みの方の力になりたい!
そう思っておりますので、何かコメントございましたら、お気軽にお願い致します!

introduction

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まずは、自己紹介から。

 

ご閲覧頂きまして、ありがとうございます。

 

私はブログ初心者ですので、

稚拙な文章をお読み頂くことになるかと思いますが、

どうぞお付き合い頂ければ幸いです。

 

まずは自己紹介させて頂きます。

私は2014年に高校卒業後、一年浪人し、2015年に医学部に合格しました。

現在は、医学部医学科4年生です。

 

生育環境としては、裕福な家庭ということもなく、

幼い頃から節約をモットーに生きてきたと言っても過言ではないほどです。

 

また、浪人時代より、産婦人科領域の病気を患っており、現在治療中です。

この病気につきましては、後々記事として書こうと思っています。

 

同じような病気で悩む女性の方々を、励ましたいという思いが、

ブログ開始のきっかけとなりました。

 

ブログの内容としては、

  • 女性特有の悩みや病気
  • 医学の雑知識
  • 趣味について

などを予定しております。

 

 

趣味は、

  • サイクリング(ロードバイク
  • テニス
  • ドライブ
  • 一人旅               です。

 

他にも、日々感じたこと等、雑記ブログとしてお楽しみ頂けたら嬉しいです。

 

どうぞ宜しくお願い致します!